指導者二人の考え方の違い
再就職先は、社長とその身内の方の二人で切り盛りしていました。
二人とも会社全般の事が出来ますが、ここで私にとって少々問題が起きました。
それは、二人の考え方に違いがあると言う事です。
これは少々厄介な事です。
身内の方はどちらかというと生産ラインを管理する方で、その方から作業方法について細かく教育を受けました。
ところがある日、私が作業をしていると、それを後方で見ていたらしい社長が、
「何でそんなやり方するの!! そんな風にやったら時間の無駄でしょう!!」
と怒りながら言ってきたのです。
えっ? 何か間違った事やったっけ? と困惑していると、社長は
「これはこうやってやるの!! これくらい女でも出来る事だろ!!」
差別発言は置いといて、私のやり方は身内の方から教わった事を忠実に励行しているんですけど、それをダメと言うんですか?
一体どっちの言う事を聞けばいいんだろうと思いましたが、ここは会社のトップに従うのが無難な選択だろうと考えます。
「分かりました。ご指導ありがとうございます。」
長年サラリーマンをやって来た私にとって、思っても無い事を言う事なんぞ造作もない事です。
身内の方はといえば、半ば諦めた様な表情でこちらを見ています。
やれやれ、 この先どうなるものか・・・
指導者は一人で十分
やはり狭い空間に二人の指導者は要りませんね。
二人の考え方の食い違いはあちらこちらで発生し、時には社長が大きな声で身内の方を怒鳴ったりしています。
社長は会社を興した方ですから、何をするのも自分次第だと思って当然です。
その傘下にいる人達も気持ちよく働ければ何も問題は有りません。
ですが、私から見るとここの社長の考え方は10年は遅れていると感じます。
10年ひと昔と言われる様に、時代の変化に会社も敏感に対応していかないと社会から取り残されてしまうのではないのでしょうか。
ワンマン社長も若い身内の意見を取り入れてこそ、ご自身の成長にも繋がるし、会社も繁栄し続ける様な気がします。
若い身内の方は既に会社を廻せる位の実力を備えていそうです。
世代交代が迫っていそうなこの時期は、会社にとって重要な正念場なのかも。
体制を一本化する事は、社員達にとってもいい事だと思います。
一日でも早くそうなる事を私も願います。
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