カイゼンがどんどん進む会社もあれば、全く進まない会社もあります。
どうしてこの差は出来るのでしょうか?
この差はカイゼンとはどういう事なのかを教育しているかいないかで決まります。
カイゼンが出来る会社 出来ない会社 その違い
日本の会社の多くがカイゼン活動を取り入れています。
カイゼン提案とか様々な呼び方で、毎月社員に何件出しなさいとノルマを課している会社も沢山あります。
1件に付き、何円とお金を出してくれる会社もあります。
そんなに会社が社員に要求するカイゼンですが、社員側ではカイゼンと聞くだけで嫌な顔をする人も少なくありません。
会社は社員が自然にカイゼンが出来る様になると思っているのでしょうか?
私は会社に入社してからカイゼンについて教育を受けた事はありませんでした。
カイゼンは社員一人一人が自分の身の回りの小さな事を少しでも良くしようとする活動です。
その為に大切な事は、どう考えたらカイゼンになるのかを知ってるかどうかと言う事です。
考え方を教育すれば、カイゼンのやり方が分かります。
やり方を知らないのに会社の命令だからと毎月カイゼンを捻出するのは物凄く辛い事です。
優良な会社は日々多忙な中でもカイゼンの為の教育や時間をしっかり取っています。
一人一人の小さなカイゼンが積み上がれば、それが大きな力になる事を知っているんですね。
大企業がやってるからとカイゼン活動の真似だけする会社は、その本質を理解して社員に伝えない限り、ただの面倒くさい余計な仕事となってしまします。
やり方を知ってカイゼンをする社員、やり方を知らず無理やりカイゼンを探す社員。
同じカイゼンでも中身は全く違うものになるのは言うまでもありません。
カイゼンは自分の為にやるもの
カイゼンの定義については別の記事で述べましたが、そもそもカイゼンとは自分の仕事をいかに楽にするかという事なんです。
会社や同僚の為でもありません。
自分の職務の中で、「これやりずらいな~」とか「この作業辛いわ~」と思うものがあるなら、ちょっとでも楽になったらいいなと思いませんか?
そこにちょっとした工夫をする事で少しでも楽にする事がカイゼンと言う事です。
それが1時間で3秒を短縮する効果であっても、それをやる意味は数字以上に大きなものです。
それをやった事で本人は少なからず満足感を味わえます。
小さい事でも自分でカイゼンが出来ると、またカイゼンしようと思います。
皆がそうなると自分では思い付かない様なアイデアを出す人が現れますますカイゼンが進みます。
そんな職場になったら仕事もちょっと楽しくなるかも知れませんね。
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