転職を考えた時、今自分が転職してもいい時なのか判断がつかない人も多いのではないでしょうか?
私が30年以上会社員を勤めてそこで出会った人達や自らも転職した経験を踏まえて、転職のタイミングや転職に向いている人向かない人の特徴を綴ってみました。
転職しようか悩む方への何かの参考になれば幸いです。
転職のタイミング5選
①入社したが合わないと感じた時
②在職中の会社(職場)で習得できるスキルが身に着いた時
③他にやりたい事が見つかった時
④精神的に辛い時
⑤もっと高収入を望みたい時
①は誰もが一度は思う事です。自分の理想通りの会社に巡り合うのは極めて困難と考えます。会社員をやるというのはどこかを妥協しなければならない事ですが、どうしてもここは自分には合わないと感じたら早めに転職した方が良い方向へ向かいます。
②はその会社で習得できる技術です。事務系ならCADやプログラミング等のパソコン作業。現場系ならフォークリフトやクレーン、溶接やプレス作業等などは会社で一から教えてくれます。資格も会社の負担で取得出来ます。技術が身に着いたら転職時の選択肢が広がり有利になります。
③これは最強の理由でしょう。目標がハッキリ見えているならそれに向かって突き進むだけです。やりたい事をやっている人には誰も敵いません。
④精神的に辛い仕事は躰のみならず心を痛めます。一度負った心の傷は一生忘れる事が出来ない様です。そうなる前に逃げましょう。逃げる事も人生に於いて勇気のいる必要な行動です。
⑤その会社に居れば定年までのおおよその収入は分かってしまいます。頑張って仕事しても年収が倍になる事はありません。今の収入が不満でもっと稼ぎたいなら今より高い給料をくれる会社に転職するのが一番ですが、副業や投資をして稼ぐという手もあります。
副業や投資についてはYouTubeで「両学長 リベラルアーツ」などは大変参考になる動画を配信されておられますのでそちらをご参照下さい。
リンクはこちら→https://www.youtube.com/channel/UC67Wr_9pA4I0glIxDt_Cpyw
転職に向いている人5選
①若い人
②抜群の技術又は取得困難の資格を持っている人
③上司の経験がある人
④扶養家族が無い人
⑤ローンの支払いが無い人
①は言うまでもありません。将来のある若い人は色々経験を積めば人生にとってプラスに働く事が多い様です。転職情報も圧倒的に若い人を欲しています。
②も転職する際には有利な条件になります。優秀な技術や資格を持っている人はどこでも重宝されます。
③は?と思う方もいるでしょう。しかし上司の経験があると言う事は当然部下の経験もあります。部下の気持ちも上司の立場も理解は出来るはずです。今まで色々な経験を重ねものの良し悪しが分かります。実作業も管理職も経験しています。ただプライドを捨てる覚悟は必須です。
④⑤は家族に影響が無い人という意味です。就職先がすぐに見つからなくても収入が下がっても自分だけなら問題ありません。ローンも無ければなお結構です。
これだけが全てではありませんが、上記の条件をいくつか満たしている人は景気に関係なく転職出来ると言えます。
転職に向いていない人
先述の転職に向いている人の真逆の人は転職に向いていないと私は考えます。
若くもなくこれといった秀でたスキルも無く、ずっと平社員で扶養家族があり家のローンなどを抱えている人は転職すると負のスパイラルに陥り転職で人生が転落する危険が高いです。
一つの会社に永く勤め歳を取っているほど転職すると収入が激落ちします。今までの収入を稼ごうと思うと今まで以上に激務をこなさなければ達成出来ません。それなら今のまま年金がもらえる歳まで頑張った方が楽と言えるでしょう。
転職する前に確認しておくべき事
次の就職先が決まっていれば問題はありません。
しかし辞めてからしばらくはゆっくりしたいとかすぐに就職する予定が無い人は、生活防衛資金がちゃんとあるかどうかを確認しておくべきです。
生活防衛資金とは収入が無くても生活に困らない為の貯金の事です。生活費から各種保険料、車の車検代や税金、ローンの支払いなど計算してみると毎月の出費は結構な金額になります。会社を辞めると保険証も国保になり保険料は全額自己負担になります。(医療費など保険証使用時は3割負担)
私はこの生活防衛資金は出来れば1年分は確保しておいた方がいいと考えます。
失業保険手当がいくらもらえるかを予めシミュレーションしておくのもいいと思います。失業保険については失業保険をもらうその① ハローワークに離職票を提出する。等を参照して下さい。
最後に
転職するもしないも選択するのはあなたです。
私は50代後半で長年勤めた会社を辞めて転職人生を歩む事にしました。
上記の条件だと私は転職に向いていない人の部類に入ります。
それでも長年勤めた会社を辞めたのは、これからの自分を信じたからです。
私はこの選択は間違ってないと思っています。
よく考えて後悔のない転職をされる事を心から願います。
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